甲南女子大学 関西チアリーディング選手権大会
関西大会第2位の甲南女子大学の演技の解説をしたいと思います
正直今回の2位という順位は驚きましたね!近年、徐々に力をつけている認識はありましたがここまで伸び、立命館大学を追い越すまでに成長したことに驚きです
演技解説です
○オープニングトス
エックスアウト1回捻り×1
レイアウトダブルツイスト×2
○タンブリング
ロンダート宙返り×7
ロンダート伸身宙返り×5
ロンダート一回捻り×1
○パートナー
ロンダートリワインドエレベーター→ロールアップリバ→ヒールスイッチ×2
リワインドエレベーター→ヒールスイッチ×2
→4基揃えてディスマウント
一基ぐらつい場面もありましたがなんとか持ちこたえます
○ピラミッド
リワインド221→おろしてセンターフルアップ11
サイドダブルアップ11×2
→ディスマウントはフルツイストです
○モーション、ジャンプ
○コールトス
レイアウトフルツイスト×1
レイアウトダブルツイスト×2
○ピラミッド
トータッチ11×2
センターハーフトータッチフル
コールアンドレスポンス
ディスマウントは前方宙返り
○コールパートナー
フルリバ×1→前方宙返り
ダブルアップ×2→ディスマウントはダブルツイスト
○ダンス
4×8と4カウントです。
○ピラミッド
サイドからの転回11×2→おろす
センターロンダートリワインド221
ラスト223はサイドがトスアップのストレート
で演技終了となります。
甲南女子大学さんは、メンバー構成として箕面自由学園と梅花高校のメンバーが多く締めているようです。どおりで難度の高い演技なはずです。
ただ、やはり全てが強豪チーム出身ではないはずなので、かなり努力されたんだと思います。
そして今回はかなり南女さんとしても勝負に出た大会のように感じました!JAPANでは必ず更なるレベルアップをしてくるでしょうから、かなり期待です!
甲南女子大学 BELUGAS 準優勝 大学の部 関西大会 2019.06.09
立命館大学ピーウィーズ関西チアリーディング大会
去年は帝京の順位を脅かした立命館大学
男女混成になってから数年経ちましたが、日本文理大学ほどの男性人数がおらず、女子メンバーの方が多いことから、男女混成のダイナミックさと女子チームの繊細さが融合した見応えのあるチームです。個人的にはとても応援しているチームです。
遅くなりましたが、関西大会の感想です。
今回の大会では男性1名、女性15名なので、規定上の扱いは男女混成ではなく女性のみの基準で採点されていると思われます。
○オープニングトス
フルオープンフル×2
フルオープン×1
○タンブリング
ロンダート宙返り×3
ロンダートバク転伸身宙返り×4
ロンダート抱え込み捻り×1
ロンダートバク転1回捻り×5
○パートナー
バク転→リバティ→アラベスク×4
ディスマウントは全基揃ってのダブルツイスト
○ピラミッド
転回シャチ×2
の予定ですが、一台クライミングできず
→ロンダートリワインド221×2
→乗せ替えて11×2
→センターロンダート伸身宙返りのリワインド221
○コールトス
猫宙捻り
レイアウトダブル捻り
レイアウトキックダブル捻り
○ジャンプ→モーション
○ピラミッド
ダブルアップの11×2
センターダブルアップの11
センター下ろすと同時にダブルアップの11
合計ダブルが4台ですね
ディスマウントは3台で前方宙返りの1回捻りです
○パートナー
ロンダートリワインド→ヒール→ヒール→ディスマウントは前方宙返りの1回捻り
こちらを3台で実施の予定が、1台ヒール→ヒールで落下します
○ダンス
8×4
○ピラミッド
エックスアウト×2
センターフルトータッチ11
こちらは綺麗です。
サイドは高々としたトータッチ11×2
→332
サイドがストレートのトスアップで334完成で終了となります。
演技の印象としては、誰か欠員が出たような内容の演技に感じました。というのも男子部員が対では行なっているものを女子部員が行なっていたりする割に、Bチームには男性部員がいること。また、演技内容としてもまだ立命館大学の真髄が見れないような内容だったためです。
本来の実力であれば、今回トリプルアップに挑戦してくることも期待していたために、怪我人が出たのであればとても残念です。
しかし日本体育大学の件があったように、チアリーディング協会としても怪我人を抱えたまま演技には出て欲しくないと思うので、そこは賢明な判断にも感じます。
東洋英和panthersの美の猛進撃
引続き関東大会の内容になります。
東洋英和女学院大学は中村アンが所属していたことでも有名なチームですね。昔から難度をあげるよりも美しさを求める傾向にあった気がしますが今回も相変わらずの美しい演技でした
○OPトス
1回捻り×3
立位からバク転10
バク転宙返り×2
単宙×3
ロン宙×9
ロンバク宙×2
ロンバク伸身×3
○パートナー
リバティ→スイッチヒール×4
ディスマウントはシングルツイスト
フル221×2→センターフル221
でJUSTDOIT
○コールトス
エックスアウト×2
エックスアウトフル捻り
ジャンプモーションを挟み、ピラミッドへ
○ピラミッド
フル221→トータッチ11×2→トータッチ11
3台前宙でのディスマウント
○パートナー
フルアップのリバティをリプルでクライミング
アラベスクから前方宙返りのディスマウント
○ダンス
4×8エイト
○ピラミッド
トップがロンダート→キャッチ→ストレートのシャチ
→乗せ替えて11×2
センターフルの221
でラストです。
やはり綺麗な演技でしたね!
アジアで落下のあったトータッチ11は改善されていましたが、1.5回転の221がなくなりフルになっていました。トータッチのために難度を落としたのか、ダブルに挑戦したのかわかりませんが、結果綺麗な演技なので素敵です!
ただ謎なのが桜美林大学との点数です。
アジアでは桜美林大学さんのノーミスの演技より
東洋英和さんの落下のあった演技の方が点数が伸びました。
関東では逆に
桜美林大学さんの難度を下げた落下のある演技が
東洋英和さんのノーミスの演技より上でした。
どちらのチームがいい悪いとかではなく、この採点結果は見ていて納得のいくものではないため話題に上げてしまいました。このブログを書くにあたって何度も見ていたのでとても気になったのですが皆さんはどう思いますか。
今後のチアリーディングの発展のためにも、頑張るチアリーダーのためにも採点結果を渡すだったり、演技内容を開示した時点で難度点を公表するなど工夫して欲しいですね!
チアリーディング協会も人口が増えて大変だと思いますが、採点はしっかり基準づくりをしてあげて下さい!いち元チアリーダーの意見でした
東洋英和女学院大学 PANTHERS 第3位 関東大会 2019.06.01
桜美林大学TNCCROWNS の安定感
今更ですが関東大会の内容振り返りです
桜美林大学は日本体育大学の件もあり、2位の成績でした。アジアで点数が伸びず、悩まれたと思いますが、関東は美しさを求めるような方向に向かったことが分かる演技でした。
〇オープニングトス
レイアウトフル×2
レイアウトダブル×1
〇ピラミッド
ダブルアップ111×2
フルツイスト11×1
〇タンブリング
ロン宙×2
ロンX×2
ロンダート伸身×3
ロンバク伸身×4
ロンバク捻り×1
〇パートナー
ダブルアップ×2
1.5×2
→4台ダブルツイストディスマウント
〇ピラミッド
ハーフトータッチ221→距離出し223
この距離出し223は桜美林大学さんは得意技なイメージがありますね。サイドに乗ってくるトップが背が高そうなので迫力もあります。
〇コールトス
Xアウト
ジャック
猫宙
〇コールピラミッド
トータッチ11×2
トータッチ11×1→センター落下
→ステップアップの334
カラーアピール
〇パートナー
ロンダートリワインド×3
→ヒール→ヒールのスイッチ
→センターが揺れるも持ちこたえる
3台前宙ディスマウント
〇ダンス
〇ピラミッド
距離出し11×2
→スコーピオン
センター221フルアップ
でフィニッシュ。
安定感のある美しい演技でした!
アジアからの変更点は、1曲目が4台ダブルアップをしていたのに対して関東大会では2台1.5に変更していました。また、コールは334のサイドをトスアップではなくステップアップに変更していました。
これはアジアの結果を踏まえ、完成度を上げるために演技変更したことが見受けられます。コールなどはカラーアピールがしっかり出来ていて良かったですね!
ただ、謎なのがコールセンターのトータッチ11が落下しているのにも関わらず、点数が関東大会の方が10点近く点数が上がったのは意外でした。確かに演技は美しかったですが、アジアでのノーミスの演技で割と綺麗だとは思っていたのですが…
周りのチームも評価が安定しないと不安ですし、何より桜美林大学の選手が1番不安ですよね。何を目指せば目標点数になるか分からないし。
審査員によって差があるのはわかりますが、選手のためにも採点内訳を公開すべきかなと常々思います…
何はともあれ桜美林大学2位おめでとうございます!
JAPANでは相変わらずの美しい演技と、レベルアップした姿を期待しています!
帝京大学BUFFALOS 構成の面白さ
注目チームの演技の解説をしていきます。
関東チアリーディング選手権大会で1位をとった帝京大学バッファローズの演技を解説します。今回も痺れる演技でしたね!ファンがつくような素敵な演技でした。
〇オープニングトス
・フルオープンフル×2
・Xアウトダブル
〇パートナー
リワインドアラベスク×3
リワインドエレベータ×1
→2台ヒールストレッチ→前宙捻り
→2台1.5スイッチ→前宙捻り
〇タンブリング
スタンディングからバクバク宙返り×11人
スタンディングからバクバク捻り×3人
ロン伸×2
ロン捻り×3
ロンバク捻り×7
〇ピラミッド
トリプルアップ×1(回転不足)
ダブルアップ×2→センターおろして再度ダブルアップ×1
→ディスマウントダブルツイスト
〇コールトス
①Xダブル ②猫宙捻り ③キックダブル
パートナーへ繋がります
→ダブルアップ×4
→2台ヒールヒールのスイッチ
→2台ヒールスケールのスイッチ
→4台でのダブルツイストディスマウント
〇コールピラミッド
フルトータッチ×2
フルオープンフル×1
→ディスマウントは前宙捻り×3
〇ジャンプ
ジャンプモーション
この際にレベルチェンジで高さの変化のあるモーションで全員の顔が見える位置でモーションを終えます。
→モーションからのダンス開始
このタイミングでダンスが来た同様で会場もどよめきます。
〇ダンス
〇2曲目ピラミッド
ロンダートリワインド221×2→11フロントヒール×2
→バード足割り前宙でディスマウント
このタイミングでの独特な角度と技の魅せ方に会場も再度どよめきます。
ロンダートリワインド捻り221×1
→崩れかけたところを持ちこたえ、再度会場から歓声が湧きます。
ラストは223
でフィニッシュです。
いやー!構成のみせかたがやはり素晴らしい。見応えがあるとはこのことですね。上位のチームは技数が多く見ていてワクワクしますが、帝京大学に関しては簡単な技も魅せるために挟んでいる点に魅力を感じますね。
また、コールの最後にジャンプモーションを挟み、そこからのダンスでの引き付けが惚れ惚れしますね。構成だけでも意外性があり、面白いのにダンスもまたかっこいい。1人1人の能力が高い証拠ですね。
帝京大学は今年千葉明徳高校ホッパーズから新1年生が多く入ったことでさらに力をつけたように感じます。
監督として就任する岩野華奈さんが長年チームをまとめており、構成などを考えているのではないかと思われます。
日本文理大学や、箕面自由学園、梅花高校などもそうですが、偉大な監督、コーチがいるチームは長年上位に君臨していますね。どんな指導をしているのか気になりますね。
日体VORTEXの悲劇
今回の地方大会の内容を先日上げ、トリプルアップについては触れましたが何より今回の大会での一大事件は
日本体育大学のJAPAN欠場
でしょう。
今回、規定演技自由演技共に16名の演技で挑み、自由演技の際の1曲目のパートナーあとのタンブリングにて怪我人が出たため、コール演技にて演技中断のアナウンスが入りました。アナウンスが入るまで演技は続けていましたが、明らかにその選手がいる所だけボロボロ。
アナウンスが入ったその後、その選手は抱き抱えられ退場しました。
その後、全ての演技工程が終了した後に日本体育大が最後演技しました。そしてその際に行ったトリプルアップや、選手達のチアスピリットに感動したので、演技内容を記載したいと思います。やる予定だった演技を書くので、15人の演技内容は動画をご覧になってください。台数が減ってます。
〇演技人数
男性2名のため、ミックスチームカウント
→落下に対する審査が厳しくなります
〇Opトス
フルオープンフル×3
倒立→リバ→ヒルヒル→ダブツイ
〇タンブリング
立位からのバクバク捻り×3
ロン宙×2
ロン伸×2
ロン捻り×3
ロンバク1回捻り×5
〇ピラミッド
ロン捻り221×2
ダブルアップ3本同時上げ→センターおりる
センタートリプルアップ
〇コールトス
猫宙捻り×2
Xダブル
〇ピラミッド
距離だしフルトータッチ×2
ハーフトータッチフル
3台前宙捻りディスマウント
〇パートナー
リワインドリバ→ダブルアップ→前宙捻り×4
〇2曲目ダンス
〇ピラミッド
リワインド11×2→オフトゥ11のT
おろすと同時に後方から転回シット11→223
サイドフルアップで4トップ完成
となります。物凄い演技でした。
実質、技名を一つ一つあげた時には正直関東大会は日本体育大学が優勝のようにも感じます。そして、1名かけた後にこの演技ができるチーム力!!危ない瞬間があったものの、しっかり持ちこたえて「魅せる!!」と思う気持ちがマットからはみ出てくるくらいに感じて本当に気迫のある演技でした!!演技終了後の観客のどよめきも凄かったです。
しかし、その後のアナウンスでこの演技がJAPANへの点数としては見なされないことが伝えられます。要因としては、規定演技と同じ人数で演技をしていないためとの事。
再度会場がどよめきます。
安全規則なども厳しくなっている以上、演技中断などの後に演技しても今後は点数にならないのかもしれませんね。
それでも選手たちは点数にならないことをわかっていながら演技したはずです。そしてあの演技をやり遂げる日本体育大学のカッコ良さはなんとも言えないですね。
コーチの方や、選手の方は悔しい気持ちに包まれていることでしょうが、今後チア界としても安全に対する意識を高めていく上で必要な決断だったのかもしれません。
やりたい技や、魅せたいもの、頑張ってきたことを評価されたいから無茶してでも演技に入れたい気持ちはわかりますが、結果本人が1番悔しい結果になるなら完成した技を持っていけということなんですね。
日本体育大学はdivision2は出場するので、そこでどんな演技をしてくるか楽しみです!
今年の4年生は箕面自由学園のTopや、東京高校のTopなど有名な選手が沢山いるので、最後やりきって終わって欲しいですね!
また時間が出来たら他大学、高校、社会人の演技内容も上げていきます。
地方大会大波乱
お久しぶりです。
ちょっと忙しくてかけていませんでしたが、東北以外の地方大会が終わったので記事を書こうと思います。
まず今年のトリプルアップ解禁からどのチームがどの技をしてきたかが気になると思うので、チーム数を確認してみましょう。
〇関東大会
・帝京大学(1台)
・日本体育大(1台)
※高校生、社会人の日は見れなかったため不明
〇関西大会
・梅花女子大学(1台)
・梅花高校(1台)
・箕面自由学園(1台)
〇九州大会
・日本文理大学(2台)
上記チームが今私の確認出来てるチームです。この中で減点がゼロとしてトリプルアップがカウントされているのがなんと日本体育大学のみだそうです。
個人的には箕面自由学園のトリプルアップも完璧に近いものと認識していたので驚きました。そして、その完璧なトリプルアップをした日本体育大が演技中の怪我から演技中断を余儀なくされたためJAPANに出れないというのもまた驚きです。(正式には再度演技しましたが、規程を16人で行ったため1人足りない自由演技はカウントされないようです。)
JAPAN出場チームはここから何チームがトリプルアップの制度を上げてくるのか、または減点を回避して2.5などに演技変更するのか見物ですね!
そして今回トリプルアップを行っていませんが、可能性がありそうな、立命館大学、桜美林大学、日本大学、大阪学院大学、甲南大学などにも期待です!
近年、減点が厳しくなっていることからどのチームも似たような演技構成が増えているので、トリプルアップが入り新しい演技の流れが見れることを期待しています!
夏に向けて頑張れチアリーダー!