チアリーディング基礎〜モーション編〜
前回チアリーディングの演技構成について説明しました。
それでは今回は、チアのモーションについての説明をします。
前回の動画でお話ししたように、モーションは「ザチアリーディング」をイメージできるような、大きな声と笑顔で止まった形を連続するものです。中学生以下は最低8種類、高校生以上は最低4種類必要なものとなっております。
今回の記事ではモーションの基礎となる部分を紹介していきます。
●グリップ(拳)
グリップは拳のことです。グーの形で指をしまったアンパンマンのような形です。
この形はチアのモーションを出す際の基本となります小さな意識ですが、グリップ型が正しく握れていないと美しいモーションは出せません。まずこのグリップが無意識に正しい形に握れるようにしてみましょう
●グリップ参考画像
ポイントは、親指をしまうことと、人差し指から小指までがまっすぐであることです。これが貝殻のような握り方になってしまうと、正面から見た際にいびつな形になってしまうためです。
またグリップの手首の向きの基本を説明します。
基本的に手首から直線になるようにします。
●正しいグリップ↓
こちらが力が入りすぎてしまうと、猫のような手になってしまったり、ひっくり返ったような手つきになってしまうので注意が必要です。
●NGグリップ
猫手
まずこのグリップの基本を覚えましょう。
ちなみに私が高校生の時はお風呂上がりに柔軟しながらグリップ確認をよくしていました笑
オススメは握り方を確認して、一瞬で正しく握れるようになったら、次は手首の角度を意識してみるのがいいと思います。グリップは小さいことの積み重ねで、必ず綺麗にできるので、隙間時間に意識してやってみるのがいいと思います。
●立ち姿勢
モーションで大切な立ち姿勢。
一見、腕の大きな動きに目がいってしまいますが、あれだけ大きな動きを合わせるためにはしっかり正しい形で立てていることが大切です。大きな動きのモーションをぶれずに、さらに大きく見せるため、正しい立ち方を学びましょう。
●立ち姿勢参考画像
立ち姿勢は反りすぎてもふくみすぎてもいけません。
基本はまっすぐ立つことです。
重心はつま先に置き、体重移動がしやすいようにしておきます。
お腹に力を入れ、体幹を意識して立ちます。
肩や、足に力が入ってしまうとモーションがぎこちなくなってしまうので、
あくまで締めるのは体幹のみです。
これができると、大きなモーションがぶれることなく実施することができます。
また、この立ち姿勢はスタンスでの基本姿勢とも繋がります。トップの基本立ち姿勢なども同様ですので、まずは平場(床での動作のこと)で確実に身につけて、スタンツでも実施できたらと思います。
以上がチアリーディング基礎のモーション編①です。
続いて②では実際のモーションの形の名前などを説明していきます。
大会でも使えるような動きがあるかもしれません。
ご参考にしてください。
●参考動画
2018 JAPANCUP チアリーディング 帝京大学 BUFFALOS